日常的に行う凍結乾燥機の記録用紙交換メンテナンスを解説。

フリーズドライを行う上で運転データの記録はとても重要です。
乾燥時間や温度、圧力等のレコードをしておくと。
真空乾燥の最適化や素材の凍結乾燥の検討にとても役立ちます。

いまさら聞けない凍結乾燥機の記録用紙の交換方法とは

運転データは凍結乾燥機のレコーダーで専用の記録紙で行われます(チャート用紙ともいいます。)
各メーカーごとに交換の方法を解説します。

凍結乾燥機用の記録用紙交換の基本的なポイント

1、カセットの取り外し
2、記録用をほぐし、カセットにチャート用紙をセットする。
チャート用紙をほぐす 3、カセットを戻し、
4、テスト送りをして紙がきちんと送られるかを確認する。

キーエンス社製の凍結乾燥機用記録計の場合

1、カセット取り外し方法
チャート用紙をほぐす
記録計の正面パネルは扉になっています。右側の取手を持って手前に開いてください。
開くと、記録紙の取付カセットが見えます。
取付カセットの左右のツメを内側に押すと、カセットが手前にスライドします。
軽く持ち上げるようにして取り外してください。

2、記録用紙のセット方法
チャート用紙をほぐす チャート用紙をほぐす
カセットのカバーを開いて、記録紙の3~4折くらいを引き出し、カセットに取り付けます。
記録紙の左右の穴が、カセットの歯にかみ合うようにしてください。
長い方の穴が右側に来る方向で取り付けてください。

3、カセット取り付け
カセットを記録計の本体に元あったように取り付けます。カセット左右のツメが「カチッ」と音がするまで押し込んでください。

4、テスト送り
チャート用紙をほぐす
FEEDキーを押して、記録紙のテスト送りを行います。
100mmほど送り出し、記録紙が畳まれながら収納されることを確認してください。
正しく紙が送り出されないときは、カセットを取り出して記録紙を取り付け直してください。

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